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最近切に思うことは、惜しみなく金を使って「選択肢を買う」ことが如何に大切かということ。
今やっている植物をテーマにした課題、これ一つにもそんな匂いがプンプンする。
まず、植物園に出向く。
電車賃と入場料はケチらずいろいろ見て回る。
次に花を買ってゆっくり観察する。
花代はケチらず沢山買って向き合ってみる。(このあたりから涙が…)
さらには技法を何種も実験する
道具代や調達にかかる手間もケチらず試してみる。(前が見えません…)
果てには技法を生かせる素材もさがしてみる。
うまくいくかいかないかなんて考えずにポチってしまえ!(ご臨終です)
・・・・・・・・・・・
理想を語ったにすぎません。
実際私は花も数種しか買っていないし、絵具も家にあったものを使い、
素材も生協で買いました。
それでも入学してから数課題をなんとか終えたことで、この理想論が間違っていないことだけは学びました。
そして今日、勇気を出して和紙の店に行ってみて、所狭しと並ぶ和紙に圧倒されて、
ああ、これは、底なし沼だな、と思ったんです。
そんな沼に片手だけつっこんで私が店員に出してもらった和紙は、
曰く絵具ののりが悪いから絵画には使われない機械漉きのものでした。
まさに無知の成せる業です。
間違えてデッサン用にケント紙を注文するような、
これもチョコだろ、とカレーにガルボを放り込むような(例えのキレが…)
そんな恥ずかしい注文でした。
用途を聞いた底なし沼の主(店員)は皮肉か本心か、「興味深いですね」と返しました。
とある沼を何年もかけて探索しているような人たちに比べたら、
元気なデザイン科一年生の私は、上澄みをすくって喜んだり落ち込んでる観光客にすぎないのかもしれませんが、
そんな体験を怖がらずにしてみることも悪くないし、必要なんだなぁ、と思った次第です。
ここまで書いたことは至極当たり前で、うちのカーチャンでもわかってるようなことですが
頭でわかっていてもついつい省エネを図ってしまう自分への戒めとして書きました。
沼と金とが直接結びつくかはわかりませんが、お金ってやっぱり必要なんです。
かなしいことに。
なぁ。
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