雑記 幼態成熟の梵天国 忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

無能の行く末


今まで持っていた鞄をひろげてみたら、私の頭では処理できない程にとっちらかっていました。
いつも此の鞄を片手に軽々と提げて色数の少ない色鉛筆で日常を飾りつきの縁取りで彩り、
芝生を蹴散らすだけ蹴散らし、頼まれてもいない花を配って回っていました。
鞄を持つ手をふる勢いだけで両足が簡単に浮いてくれていたのは、
私が、持って生まれた八方美人気質を間違った方向に発揮していた鈍感な学生だったから、それに尽きます。
今となっては、喜んで自分の首を絞めていたようなもので心から自分の悪趣味を軽蔑します。
友達みんなのあたまから、自分の存在を抹殺したい。
芋づる式にひっこぬいてしまったジカジョーが祟って同年代の輪の中に入るのが今ではとても苦痛で、
教室という場所が嫌いで自分の醜態を晒したくない、
それだけの理由で友人を拒否するのも単なるエゴに過ぎないのだから
いよいよ頭の中の砂嵐がやみそうにありません。風向きすら日替わり。
本当はどこにあったのかわからない私の虚像が持っていた鞄を東京湾に沈めて今までの環境から一歩一歩遠ざかって皆の姿が小さくなったところで一気に逃げ出したい。
そんな理不尽な考えが、右から左からちらついてしょうがない。
 
PR
HOME | 352  351  350  348  345  344  340  339  337  336  334 
about
HN:
warinashi
性別:
非公開
自己紹介:




忍者ブログ [PR]